「台湾東部花蓮県で震度6強」絆の力:台湾と日本の友好関係と被災地に向けた義援金寄付

台湾
2020年中山駅にて撮影

2024年4月3日午前8時ごろ、台湾東部沖を震源とする強い地震が発生しました。この地震は過去25年では最大規模とされており、花蓮県では建物の崩壊や落石による被害が起きました。

みなさまも記憶に新しい東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は2011年3月に発生しました。この地震により、台湾から多額の支援が日本に送られました。これにより、日本と台湾の関係は一層深まったと言えます。特に、台湾政府や民間の寄付や支援活動が日本の復興に貢献し、両国の絆を強める契機となりました。

台湾と日本は同じ島国であり、地震の被害を頻繁に受ける国家であることは間違いありません。日本と台湾は過去の地震被害の経験から、何を学ぶことができるのでしょうか?




現在の被害情報

2021年8月に撮影したタロッコ渓谷

2024年4月5日現在までに、今回の地震の影響で、9人の方が死亡1000人以上の方がけがをしたとニュースでは報道されています。台湾東部沖を震源としたマグネチュード7.4を観測し、特に花蓮県では建物の崩壊などの被害が確認にされています。花蓮県にある観光名勝「タロッコ渓谷」では地震の影響で地形が変化し、落石が道路を封鎖するなど、多くの人たちが身動きの取れない状態が続いています。「タロッコ渓谷」に2年前に行ったことがありますが、道路は崖のすぐ横に作られており、下には清流が流れているのが見ることができます。道路横には壮大な崖がそびえ立っており、台湾の自然豊かさを体験することができます。また、渓流を超えるための橋がいくつかあり、地震の影響を受けていないか心配です。

台北にある台湾師範大學の図書館の棚がドミノのように倒れたり、私が通っている台中の大學では教室には亀裂が入ったり、そとでは上から建物のタイルが落ちたりするなどの被害がでました。

台湾からの義援金

台湾といえば、東日本大震災の際に約250億円以上の義援金支援、能登半島地震では2週間以内で民間のみで25億円以上の義援金を日本に寄付しました。特に東日本大震災では、台湾からの支援が大きな注目を集めました。台湾民間企業の中には、鴻海精密工業が約5億5000万円、そして海運大手の長栄グループが10億円を拠出するなど、多くの企業が善意を示しました。

この支援の背景には、両国の歴史的な結びつきや深い友好関係があります。日本と台湾は長年にわたり、文化や経済、人的交流など様々な分野で協力関係を築いてきました。その結果、台湾人の多くが日本に対して親日的な感情を持ち、日本も台湾の重要なパートナーと位置づけているのではないでしょうか?

日本から台湾への義援金・支援の実施

2024年4月5日、上川外務大臣は会見で、台湾への支援として100万ドル(約1億5000万円相当)の緊急無償資金協力を実施することを発表しました。同時に、公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会も日本赤十字社を通じて1000万円の義援金を拠出することを発表しました。また、すかいらーくグループレストランでは、全国2700店舗に台湾大地震復興支援のための募金箱を設置しました。

ソーシャルメディア内やニュースでもでも日本が今こそ「台湾への恩返し」をしようという声が多くあがっています。日本と台湾の間には、長い歴史的なつながりや友好関係があります。特に最近の自然災害における台湾の支援は、両国間の友好関係をさらに強固なものにしています。台湾が日本に対して積極的に支援を提供することで、その絆は一層深まり、多くの日本人がその恩義を感じているのではないでしょうか?

台湾地震の復興支援を考えて寄付をされる際は、寄付を偽る偽サイトなどにお気を付けください。




まとめ

こうした支援の行動は、単なる経済的な援助にとどまらず、両国の友好関係をより強固なものにしました。被災地への支援活動は、国境を超えた連帯と協力の象徴となり、日本と台湾の人々が困難な状況においても互いに支え合うことを示しています。これは、両国が困難な時に手を取り合い、絆を深めていく姿勢を象徴するものとして、多くの人々に感動と感謝の念をもたらしたと考えます。

台湾大地震の早急な復興を心から願っております。




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管理人

『Suika』の出身は大阪。1年間アメリカ留学していました。日本の大学中退後、台北の語学学校で半年のお勉強。台中で大学生をして現在はスゥエーデンに交換留学中。

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